一戸建て・マンションの内覧会同行検査は必要なのか?!にお答えします。

住宅購入時の知恵情報, 内覧会同行

マンションの内覧会同行検査の必要性

SNS上にて、「第三者(建築士など)による一戸建て・マンションの内覧会同行検査は必要なの??」という質問・疑問を見かけることがあります。

そんな”問い”に関して、実際に内覧会同行検査を行っているもの(一級建築士)として、私なりの考え方をお話してみたいと思います。

一戸建て・マンションの内覧会同行検査は必要なのか?!

最初に、結論をお話させていただきますと・・。

  • 住宅の寿命が短くなっても、あまり気にならない(買い替えればよい)
  • 住宅の不具合・傷みが生じたらお金をかけて補修すれば良い

と考えているのであれば、「内覧会同行サービス」を活用する必要はないのかもしれません。

でも

  • 将来、少しでも「住宅補修」に余分な費用をかけたくない。
  • 少しでも、長く、そして心地よくこの住宅を活用したい。

と思うのであれば、「内覧会同行サービス」をぜひ、活用するべきです。

「必要があるのか無いのか」「サービスの効果があるのか無いのか」は、あなたの考え方が上記のどちらなのか?!によって、変わるんですね。

前者のような考え方を持っているのであれば、内覧会同行サービスは、「必要なものとはならない」でしょうし、「効果もあまり感じられない」可能性があります。

しかし、後者の考え方を持っている方であれば、「必要なサービス」となりますし、「効果も十分感じられるサービス」となるはずです。

これは、”マンション・戸建ての内覧会同行検査”に限らず、どんなサービスにおいても、同じことが言えるのですが、「あなたの対象物に対する考え方・価値観」がサービスの必要性の有無を左右することとなります。

「内覧会同行サービス」に関しては、「住宅に対する価値観」及び「住宅の補修・修繕に対する考え方」が重要なポイントとなります。

 

「他人から言われたから、なんとなく」といった理由でサービス利用はしない方が良いかも。

私が実際にここまで、数多く(トータルすると数百件近くになりますでしょうか。)行ってきた一戸建て・マンションの内覧会同行検査を振り返ってみると、概ね、7割程度の方々が

  • 初めての住宅購入(内覧会)で不安があるから。
  • 一生に一度の高価な買い物なので、後々後悔したくないから。
  • 新生活(新居)を気持ちよくスタートさせたいから。
  • 工事中の施工者の対応などに不安を感じているから。
  • 実際に、新居に住まい始めて数年後に不具合が発生したといった知人の話を知っているから。
  • 内覧会時に施工者との応対に自信が持てないから。

など、理由は様々ありますが、「自分たち自身で、内覧会同行検査の依頼を決めた」という状況となっています。

そういう方々は、ほぼ100%といって良いほど、「内覧会同行検査を依頼して良かった」「とても効果的だった」との感想を持っていただいています。

で・・。残り2割の方々が

  • 両親の勧めで、内覧会同行検査を依頼した。(親からの依頼、親が費用負担を含む)
  • 上司や友人から勧められて、内覧同行検査を活用した。
  • 必要かどうか、わからないけど、何となく、ネットで情報を知ったから依頼した。

といった、ケースとなっています。

ただ、この中でも、「親からのおすすめ」「上司・知人たちからのおすすめ」に対して、「きちんと自分たちで、内覧会同行検査を活用したほうが良い」と判断の上で、ご依頼された方の場合には、実際に、内覧会同行検査が終了後

  • 内覧会同行を依頼して本当に良かった
  • 自分たちでは、とても指摘できなかった要素があったので、サービスを活用して良かった

など、概ね、サービス活用に対して、満足していただける結果となっています。まあ大体、2割程度の方が、こんなご依頼パターンと言えます。

で・・・残りの1割が・・。

  • なんとなく、依頼してみた。
  • 人に言われるがまま、自分の明確な判断の無いまま、内覧会同行検査を活用。

というケース。

この”なんとなく””自分の明確な判断意識が無い(薄い)”というのが、「各種サービスを効果的なものだったとは感じられない(いわゆる、失敗)」もしくは「特に、何も感じない(サービスに対する無関心)」といった結果に繋がることが多いんですね。

戸建・マンションの内覧会に向けて、何かしらの”不安”があるなら、内覧会同行検査の活用が有効に!

この後に、「内覧会同行検査のメリットとデメリット」となる要素をお話したいと思いますが。案外、もっと単純に考えてみた方がいいものです。

それが・・。

”内覧会を迎える前までの経過過程”において、及び”これからの住宅内覧会に向けて”、不安に感じる要素が無いという状況であれば、内覧会同行検査は不要と判断。何かしらの”不安(意味不明な不安も含めて)”を感じているのであれば、内覧会同行検査を活用すべき

ということです。

これをひとつの判断基準とすると、内覧会同行検査を効果的なものとすることが出来るものと考えます。

というのも・・。「不安を払しょくする」ことに対しては、

●内覧会同行サービスを活用することによる「効果」はかならず期待できる

からです。

「どの業者に頼むか」「誰に頼むか」によって、サービスの”効果”には、差が存在はしますが、かならず、サービス活用による何かしらの効果は得られるものです。

時折、ネット上で

・信用できる施工業者であれば、内覧会同行は意味が無い
・施工担当者に聞いたら、「当社は、品質第一の施工を心がけていますので、内覧会同行は必要ない」と言われた。

などのコメントをみかけることがありますが、前者の場合は、まったく「住宅を建てること(施工)」の実情を理解していない人が言っている言葉。

後者の場合は、「検査を受ける側」としては、単なる普通の反応です。できれば、検査を受けたくはないから(調査を受けるのが面倒という気持ちもあるので)。建売住宅業者の場合は、このような反応をするところも、まだまだ多いものです。

大手デヘロッパー&大手仲介業者が携わっている新築マンションなどでは、今は逆に「第三者による内覧会同行サービスを歓迎している」ところも多くなっています。

自分たちの仕事に、誇りと自信を持っているからこそ、積極的に「調査(内覧会同行)」を受け入れる姿勢を示すことができているのだと思います。

というのも、良心的な施工業者ほど、「ケアレスミスは必ず存在しているもの」という意識をもって、仕事を行っているから。

貴方は「信頼できる施工業者が施工している物件なら、施工不良・不具合は無い」と思いますか?

違いますよね。

施工業者の質によって、「不具合の存在頻度」は変わりますが、そもそも「施工不良のほとんどが、人のケアレスミスによるもの」です。

近年。大手デヘロッパー&ゼネコンが手掛けた物件(高級マンション)にて、相次いで大きな施工不良・施工ミス(建物の立て直しとなりました。)が発覚。社会的なニュースともなったことは、ご記憶にあるものと思います。

大手デヘロッパー&ゼネコンは、まさに「信頼できる業者」ですよね。

信頼できる業者であろうがなかろうか、「施工不良・施工ミスは一定割合で存在している」ものなのです。

そんな”人のケアレスミスによる施工不良”って、携わった本人は、なかなか気が付かなかったりするものなんですよね。ゆえに、内覧会時に「第三者の視点でチェックする」ことがとても重要な要素となるのです。

内覧会同行サービスを活用しないにしても、購入者自身でしっかりと表面的なキズ・汚れだけでなく、住宅の「機能性」の確認及び「施工不良・不具合の有無」を本格的にチェックしておく必要があるのです。

実際、私が多くの内覧会同行サービスを行ってきた中、見つけてきた代表的な「不具合」「施工ミス」に関して、それぞれ下記記事内にて、ご紹介したいますので、そちらもご参考にしていただければと思います。

また、全国各地から寄せられている「住宅トラブルの相談事例」などをこちらの記事「内覧会同行(建築士)が必要とされる理由?!住宅トラブル事例など」にて記していますので、併せてご参照いだたければと思います。

”内覧会同行検査”を依頼することのデメリットとは?

これは、本来”デメリット”なわけではありませんが・・。

  • 費用がかかること。

がひとつのポイントとなります。

最初にお話したように、「自分の意志でサービスの活用を決めた」場合には、結果として、満足のいく形となりやすいので、”費用負担”がデメリットとなることはありません。

ただ、「なんとなく、内覧会同行を依頼した」といった形だと、サービスに対する満足を得ることが出来ずに、”費用負担”がデメリットと感じられてしまいます。

二つ目のデメリットとなりうる要素が・・。

  • 検査員(インスペクター)の能力に大きな差が存在している。

ということです。

将来的には、建築士や施工技能士の資格を有していなければ、内覧会同行検査が行えなくなる・・・そんな方向で法的整備が進んでいくのではないかと思っていますが・・。

現時点では、「技能的な資格が無くても、だれでも内覧会同行検査が行える」といった状況なのです。

建築士や施工技能士の資格を持っている人もいれば、何の資格も持っていない人も、内覧会同行検査員として存在しているということ。

さらに、建築士などの資格を有しているものであったとしても、「検査能力に大きな差が存在している」のが実情です。

本質的には

*建築士として、木造住宅及びマンションの設計の経験を有している。
*施工技能士として、木造住宅及びマンションの建設を手掛けた経験がある。

ことによって、内覧会時に本当の意味での技術的な検査が可能となるものなんですね。

考えてみていただければと、わかってもらえるものと思いますが・・。設計経験も無い、施工経験も無い人が、本質的な住宅の不具合を見つけたり、不具合の適切な是正方法を示唆したりすることは、出来ないはずなんです。

近年、「内覧会同行検査(住宅インスペクション)を主とした、企業」が多数誕生してきていますが、それらの企業に依頼をした場合、”どんな検査員が来るのかわからない(検査員の指名はできませんので)”のが実情。

私のような一級建築士(個人の建築士事務所)が行っている、内覧会同行検査の場合は、「検査員が誰か」が明確になっていますので、その場合は「木造住宅・マンションの設計経験の有無」などを問合せ・確認されるといいかと思います。

デメリットの解消に繋がりますので。

”内覧会同行検査”を依頼することのメリットとは?!

メリット

根幹的な「内覧会同行検査を依頼することによるメリット」となるのが

  • 住宅の機能的な不具合(施工不良)を指摘すること。

となります。

”キズや汚れ”といった要素は、本質的な検査対象ではなく、住宅機能に関する不具合(将来的に機能的な不具合へ繋がる可能性がある要素なども含む。)の存在を見出し、指摘することが本質的な検査要素となります。

まあ、「不具合を見つけること」が主要な要素ではあるのですが・・・、実は私が本当に第三者(一級建築士など)の内覧会同行検査を活用することの一番のメリットと考えているのが

  • 施工者と不具合の是正について折衝を代理してくれること。
  • 不具合の修繕方法の適正を判断、具体的な修繕方法の提案などが出来ること。

この2点なのです。

実際に、内覧会時に見つかる”不具合要素”は、法基準的にはグレーゾーンのものが多いものなんでよすね。「法基準には、抵触していないんだけれども、住宅の機能的には、致命傷となっていく」といった要素も少なくないのです。

そのような、不具合要素を施工者に修繕してもらうためには、きちんとした、裏付けといいますか、「何がどの様に、機能的な問題となっているのか」などを説明しながら、交渉していく必要が生じるのです。

これは、知識・経験の無い一般の方には、出来ないことなんですね。

さらに、これは印象的な要素なのですが・・。

出来れば、今後も付き合っていく可能性のある”施工者、ディベロッパー”に対して、あまり強くは折衝がしにくい(悪い印象を与えたくないし、交渉トラブルを生じさせるのも、気持ち的に嫌だから)といった状況も案外、多く存在しているものです。

そんな時に、「第三者(一級建築士など)が折衝をしてくれる」ことが、上記のような不安を生じさせなくて済むわけです。これも、実際に内覧会同行検査を依頼してくれた方の多くが”依頼して良かった”と思っていただいた要素のひとつとなっています。

また、2つ目の要素に挙げている、「不具合修繕方法の適正判断」も大きなメリットと感じていただいています。

一般の方は、正直、「修繕方法」に関しては、施工者の言われるがままとなってしまうものですよね。

でも、そのケースでは

  • 修繕したのに、新たなトラブルが生じてしまった。
  • 修繕結果が気に入らない(上手く補修されていない)

といった、ことが結構あるんですよね。SNS上でも、住宅購入に関して、このような不満に関する話が沢山存在していたりしますから。

このようなトラブルを無くすために、第三者による内覧会同行検査が効果的なものとなっています。

*読んでおきたい記事! >> 内覧会で何を確認・チェックすれば良いのか?!

当事務所が行っている”内覧会同行検査”に関して。

年々、”内覧会同行検査”は、広く浸透してきているようで、サービスを活用する方も増加傾向となっています。

当方(バウムプランニング一級建築士事務所)では、私(KUREBAYSHI)が、検査を行っております。私は「木造住宅の設計」も「マンション(大規模マンション)の設計」も多数携わってきており、その経験を活かした、内覧会同行検査を行っています。

内覧会同行サービスの概要は、下記よりご確認いただければ幸いです。

 

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