建売住宅(一戸建て)の「不具合事例01」:排水管の未接続|内覧会同行

不具合事例

排水管の未接続トラブル

竣工後「4か月程度」経過した建売住宅にて見つかった施工ミス「排水管の未接続」

近年、「建売住宅」といっても、まだ未施工の段階で、建売の仮契約をしてから、工事を開始する、もしくは「工事中」に販売開始する・・いわゆる「売建」の物件が多くなってきていますが・・。

今回の事例は、建物完成後、「約4か月」経過した建売住宅の”内覧会同行検査”にて見つかった、不具合(施工ミス)に関するお話です。

「建築士の同行」に対して、少々「嫌がった」素振りを見せた、施工会社(販売主)に最初から懸念が?!

まあ・・実際、「気持ち」はわかるんですよね。

「内覧会時に建築士が同行させたい」というお客様からの申し出があった場合に、施工者側としては、正直「面倒くさい・・」と感じてしまうことは。

確かに、「内覧会に同行する側(住宅インスベクター)」にも、いろいろな人がいますからね。

  • 高圧的な態度(偉そう)
  • 指摘の仕方が厳しい

など、そんな住宅インスペクターに遭遇した経験などが一度でもあれば、余計に、「面倒」と思ってしまうのかもしれませんよね。

でも、基本的にお客様(住宅購入者)にとって、最善の選択をするのが、プロというもの。「内覧会同行を嫌がる素振り」を見せてはいけないものです。

施工者が「内覧会同行」を嫌がるときは要注意?!

とはいえ、近年、「内覧会同行サービス」が社会的に広く浸透してきたことから、施工者・販売主側もきちんと内覧会同行を受け入れ・対応していだたけるところが多くなっています。

大半がとても良心的な対応をしてくれるようになりました。

「新築マンション」の場合は、ほぼ100%といって良いくらい、受け入れ態勢も整っています。

「建売住宅」の場合は、多様な売り主が参入していることから、「新築マンション」のケースと比較すると、「50%」がきちんとした受け入れ態勢を整えている状況。

「30%」が普通の対応。「20%」が対応不十分といった状況となっています。

”対応が不十分”であったとしても、基本的に「同行を嫌がる」のは、さらにまれなケースとなるのですが・・。

この時は、「内覧会同行をあまり歓迎していない」といった素振りが内覧会前から感じられていたんですよね。

私の経験的にも、このようなケースは『要注意』なんです。

「意図的に不具合などを隠蔽している」

ということではないにしても

「不具合・施工ミスが存在している確率が結構高い」

と言えるんです。

実際に、この時も・・・床下を調査してみたら・・。大きな施工ミスを発見することとなりました。

洗濯排水用の排水管が接続されていない!

排水管の未接続

*上記写真は、床下の設備配管のイメージです。

もう・・さすがにびっくり。(苦笑)

まあ、過去にも体験したことがありましたが・・その時は、工事期間がかなり厳しくなっていた物件でしからね。

今回は、なんといっても「完成後 約4か月経過している物件」です。

さすがに・・「不注意」では、すまされない状況ではありますが・・。(こういう状況だと、小言も言いたくなってしまいますけどね。)

そこは、冷静に

  • 排水管の再施工
  • 床下のすべての設備配管の再点検の実施

を依頼いたしました。

大胆にも、「防水パンの排水管が未接続」だったわけですから、他にも施工ミスが存在している可能性も十分考えられますので。

「排水管」の施工ミスは、ミスが表面化しにくいので要注意なんです。

「内覧会同行サービス」を活用していただけたことで、「配水管の未接続」という大きな不具合を発見することが出来ましたが・・。

実は「排水管の施工ミス・不具合」は、案外、早々に発見されることは無く、かなり時間経過してからでないと、不具合が表面化しないケースがあることに、注意が必要なんです。

とうのも・・。

これが「給水管」の場合なら、生活し始めたときに『水(お湯)が出ない』という形で、不具合が早々に見つかるわけです。

しかし「排水管」の場合・・・今回のように「排水管が未接続」であったとしても、「排水」されてしまうんですよね・・。「床下」に。

今回のように「洗濯機用の排水管が未接続」の状況では、洗濯した時の排水量として十分に「床下」に流してしまえるわけです。床下は・・当然、水浸しになっていきますが、数年たっても、ひどい状況となっていることに気が付かないことも。

ですから、生活開始してからも、時折「排水管の状態」をしっかりと確認しておく必要があるのです。

基本的に、「施工者」のフォローをするのも建築士としての役割と考えています。

私の場合、内覧会同行サービスを介して、大切にしていることの要素のひとつとして

  • 施工者のフォロー(ヒューマンエラーの発見など)

も大切にしています。

基本的には、「住宅購入者の代理人」としての立場にて対峙しますが、決して、「販売主・施工者」とバトルとなってしまうような状況とはならないことも強く意識しています。

「建物を建築すること」がどのような過程にて、どんな状況で行われていくのかは、私もゼネコン時代の経験を通じて、十二分に認識していますからね。

「建築」には、ヒューマンエラーが付きものなのです。

不具合や施工ミスの存在に気が付かないまま、内覧会を迎えてしまうことは、少なくないものなんですね。

ですから、私は、そんなヒューマンエラーを第三者の視点で、早期に見つけられれば・・そんな思いで内覧会同行調査を行っているのです。

 

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