建築士が語る「新築マンション購入の注意点」!一階住戸のデメリットとは?!

マンション購入

一階住戸のデメリット

マンション購入する上で、「失敗してしまうこと」「後悔してしまうこと」は避けたいものですよね。

”マンション購入”に夢を抱くこと自体は良いことなのですが、「マンションのメリット(良い要素)ばかりに意識が向いてしまうこと」は、失敗や後悔に繋がるひとつの要因となるものです。

マンション購入を失敗しないため、後悔しないために、まずは「マンションのデメリット要素」を理解しておくことが重要なポイントとなります。

ここでは、『マンションの一階住戸に潜む注意点(テメリット)』を取り上げてみたいと思います。

マンションの一階住戸に潜む注意点(テメリット)とは?!

同じマンションの中で、”価格が高い”設定となりやすいのが「一階住戸」ですよね。でも、建物特性を理解している建築士としては、正直、マンションの「一階住戸」はおすすめ出来ない住戸のひとつとなります。

もちろん、人それぞれ、「好み」「価値観」「生活条件」は異なるものですので、”一階住戸”が望ましい(適している)と感じる方もいるのは当然のことです。ただ、少なくとも、私がマンションを購入するのであれば、”一階住戸”は購入しません。

その理由となる注意点(デメリット)要素をいくつかご紹介したいと思います。(些細な要素もあえて、ご紹介させていただきます。)

”水害”を受ける可能性があること。

水害

”一階住戸”の一番大きな注意点(テメリット)となるのが『水害を受けやすい』ということです。

戸建住宅ならまだしも、せっかく、マンションを購入するのですから、わざわざ”水害”の可能性の有る一階住戸を選ぶ必要があるとは思えないんですよね。

”水害”というと、「津波」「高潮」や「河川の決壊」を思い浮かべるかと思います。もちろん、それら自然現象による水害ほど大きな被害となりますので、海沿い・川沿いのマンションの場合は、危険度が増すこととなります。

ただ、近年の都市環境において、実は、「都心部での水害」が頻度が高く(津波などに遭遇する確率と比較して、水害が生じる可能性が高いということ)なっているのです。

都市化が進んだ地域では、相反的に「露出した土環境が減少」しています。その結果、雨を自然に土壌中に受け入れていく(浸透)仕組みが失われているんですね。

ゆえに、”人工的に雨を処理する(河川へ誘導)”ことの重要性が増すとともに、人為的な雨処理(排水)に頼る比率が高まっているのです。

結果として、現状、「雨水処理能力の不足」が生じています。

総雨量は多くなくても、短時間の豪雨が訪れると、雨水処理が間に合わずに、「道路の冠水」「雨水管から雨水の逆噴出」が頻繁に起こっています。そんな光景をニュースで見る機会が多くなっていると思いませんか?

海や河川が近くに無くとも、都市化された地域では、”水害”は日常茶飯事の出来事・・・となりつつあるもの。マンションの一階住戸は、そんな水害を受けやすいのです。

”窃盗””住戸侵入”などの犯罪に遭遇する可能性。

マンションにおいて、”窃盗””住戸侵入”などの犯罪が多く発生しているのが、「一階住戸」と「最上階住戸」となっています。

まあ、これは、わざわざ詳細に語らなくとも、十分理解していただける注意要素ですよね。

”交通事故”に巻き込まれる可能性

これは、立地条件によりますが、「T字路の突き当り住戸」であったり「急カーブの道路に面した住戸」の場合、注意要素となるのが「交通事故に巻き込まれる可能性」があるということです。

あまり、知られていないのかもしれませんが、交通事故に伴って、「一階住戸に車が激突する」という出来事(事故)は、毎年、一定件数生じているもの。家の中に、突然、車が突っ込んできたら・・・・それは、怖いですよね。

動物・昆虫を介した”感染症”にかかる確率。

これも、普段、あまり意識している方はほとんどいないものと思いますが・・。

「動物や昆虫を媒介した感染症」にかかる確率は、他住戸と比較すると、一階住戸の方が可能性が高いものとなります。

都心部においても、一階住戸の庭などには、小動物(猫、ハクビシン、ネズミなど)が知らないうちに出入りを繰り返しているものなんですね。

「都心部で小動物??」

と不思議に思う方も少なくないのかもしれませんが、近年、都心部に生息する小動物は、増えてきているのです。「アライグマ」「キョン」などの大き目な動物もどんどん、生息域を拡大しているのです。

そんな小動物には、近年話題となりつつある”マダニ”などが沢山付着しているもの。マダニが住戸近くに、まき散らされているのかもしれません。

いずれにしても、動物・昆虫を媒介した、感染症ウィルスとなどに接触してしまう可能性が、一階住戸のほうが、確率的に高いのです。(あくまでも、上階住戸との比較においての話です。)

冬の季節は、”寒さ”が厳しくなりやすい。

今年は、関東都心部でも大雪に見舞われました。そんな大雪は、なかなかすぐには解けず、数週間もの間、”雪の塊(氷)”となって、家の周りに存在することとなります。

そんな状況下では、雪の塊によって、常に空気が冷やされることに。天候的には、気温が上昇していたとしても、雪の塊のある、一階部分は、冷やされた空気が漂うこととなるのです。

そんな冷やされた空気が一階住戸に、常に侵入(給気口から常に侵入してきます)してきますので、上階住戸と比較すると、冬の季節”寒い”と感じる傾向があるのです。

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