【必須事項】マンションリフォーム時に近隣への挨拶を忘れずに!

リフォーム

リフォーム工事時の挨拶

これからマンションのリフォームを行う予定であるならば、近隣住戸への”ご挨拶”は欠かさないようにしたいものです。

挨拶の有無を軽視してしまったことによって、近隣トラブルに繋がってしまうケースも少なくないもの。

ここでは、「リフォーム時の挨拶ポイント」「リフォーム後に発生し得るトラブルとは!?」についてお話しいたします。

マンションリフォーム時の近隣住戸へのご挨拶

マンションのリフォーム工事

近年、都心部において”ご近所付き合い”が少ない状況が定常化されてきています。特に「マンション(集合住宅)」という状宅形態において、近隣との付き合いは、ほとんど無く、隣戸に”どんな人が住んでいるのか”を知らないという方も多くなってきています。

そんな中、ひとつの課題なってきているのが

*マンション住戸リフォーム工事時の近隣挨拶の欠如

という問題です。

建築士として、リフォーム設計に携わる中、「リフォーム工事を行うにあたって、ご近所への挨拶が必要でしょうか?」という質問をいただくケースが増えています。

中には、「近隣挨拶」ということをまったく念頭にしていなかったという方も少なからず、存在していることには、私も少々驚きを感じることがあります。

それは、そもそも「リフォーム工事を行う時に、近隣挨拶は必須なもの」であり、挨拶を行うことが常識だったからなんですね。

●何故、マンション住戸のリフォーム工事時の近隣挨拶が必須なのか

について、要点を記してみたいと思います。

リフォーム工事に関連した迷惑要素とは!?

内装リフォーム工事

まずは、マンション内装リフォーム工事に関連して、「何が近隣への迷惑要素となり得るのか」を想像してみてください。

まあ、一般の方はあまり”リフォーム工事の現場”に触れ合う機会は、ほとんど無いかと思いますので、実感しやすい要素(迷惑要素)のみを取り上げてみたいと思います。

それが下記4つの要素です。

*音
*振動
*職人のマンション内への出入り
*臭い(接着剤・塗装など)

迷惑要素:音と振動

リフォーム内容によっては、「壁クロスの張替えのみ」など、一見「音」「振動」などは発生しないと思われる状況もあります。

しかし、そんなリフォーム内容であったとしても、何かしらの「音」「振動」は発生するもの。「音」「振動」が小さなものであったとしても、工事に関連して発生した要素は、普段の日常生活時に生じることない内容のため、”気になる要素”と成り得るのです。

そんな日常生活にはない”音””振動”は、一般的には、まったく問題の無い音・振動だったとしても一度気になりだすと、とても迷惑に感じる要素とり得ることはしっかり認識しておきたいものです。

特に、「工具」に関連した音・振動は思いの外、隣接住戸にはっきりと伝達されることがありますからね。(かなり明瞭に音や振動が伝わるものです。)

迷惑要素:職人のマンション内への出入り

リフォーム工事内容によっては、様々な職種の職人さんが出入りすることとなります。

そんな職人の出入りに関して、少々”迷惑”と感じることがあるものなんですよね。特に、事前に知らされていれば、”迷惑”とは思わなかったものが、「リフォーム工事の挨拶」が無かったことで、突然、見知らぬ職人たちがマンション内を出入りする状況が生活ストレスとなることが少なくないのです。

近年、セキュリティーが重要視されたマンションも多くなっていますよね。

そんなセキュリティー重視のマンションであれば、見知らぬ職人たちの出入りに対する”警戒感”も生じやすくなるもの。

それらの要素がリフォームを行っている方への”不満”として蓄積されるケースがあるのです。

「リフォーム工事を行いますので、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」というインフォーメーションを事前に行っておくことは、これらの不満を生じさせないための有効な手段となるのです。

迷惑要素:臭い

目に見えない要素だからこそ、気を付けておきたいのが「臭い」の伝搬です。リフォーム内容によっては「接着剤」や「塗装」の臭いが近隣へ伝搬されとしまうケースがあります。

聴覚・臭覚に関する感度は、人によって大きな差があるもの。不快に感じる程度・範囲も大きく異なります。

ゆえに、”些細な臭い”であったとしても、それが生活ストレスと感じる方も存在していることをしっかり認識しておく必要があるのです

リフォーム後に発生し得る近隣トラブル要素とは!?

「リフォーム工事に関する近隣挨拶を怠っていた」ことは、工事期間中だけでなく、リフォーム完了後にも、トラブル要因を引きずるケースが少なくありません。

具体的なトラブル要素となるのが下記2要素です。

*不満の蓄積
*音が気になるようになる

「不満の蓄積」というのは、リフォーム工事時の対応への不満がリフォームを行っていた方への悪印象として残ることを意味しています。

この”悪印象”を持たれてしまうことが大きな課題となるもの。

いままでは、気に留めることもなかった「些細な生活音の伝搬」に関しても、気になるようになってしまうわけです。

こんな事態を招きたくありませんよね。「リフォーム工事の近隣挨拶」の重要性をわかっていただけたのではないでしょうか。

近隣挨拶をしておくべき範囲

マンションの近隣挨拶

リフォーム工事を行う時に、挨拶しておくべき対象となるのが下記です。

  • マンションの管理組合
  • 上階の隣接住戸(最低3住戸)
  • 同階の隣接住戸(最低2住戸)
  • 下階の隣接住戸(最低3住戸)

上記には、必ずリフォーム工事を行うことを事前に伝えるようにいたしましょう。

また、住戸数が少ない場合において、同階にて、階段からのアプローチが同じ住戸にも、”ご挨拶”をしておくことが望ましいと言えます。

工事中の職人・資材の出入りが邪魔となる可能性に配慮。そのことに対いて「ご迷惑をおかけするかもしれないこと」を伝えておきましょう。

リフォーム工事の近隣挨拶にて伝えるべき事項とは!?

近隣挨拶時に、本来は、必ず「書面など」にてお伝えしておくべき要素となるのが下記です。(軽微なリフォーム時には、省略OKです)

*工事期間
*工事を行う時間帯
*施工業者・工事担当者の氏名・連絡先

一日で終わるような軽微なリフォームにおいては、口頭で「〇日にリフォーム工事を行います」ということだけを伝えれば十分ですが、数日間にわたるリフォーム工事を行うときは、上記要素をなるべく”書面”にして、渡しておくように心がけておきたいものです。

通常、上記の「近隣への情報伝達」は、リフォーム担当する施工業者が行うものです。

ただ、それらの適切な対応が行えないような施工業者も存在していますので、施工業者に対して、「近隣への情報伝達・挨拶」を行うように指示・依頼しておくことを忘れないようにしていただければと思います。

近年、この「施工業者による近隣挨拶」のみで、対応するケースも多いのですが、なるべく、あなた自身による近隣への挨拶も行うように心がけておきましょう。

まとめ

マンションでは、日頃のご近所付き合いが希薄となりやすいからこそ、「入居時(引っ越し時)」「リフォーム工事時」の近隣挨拶は欠かさないようにしておきたいものです。

あなた自身は気が付いていなくとも、挨拶を欠いたことによる不満・トラブルの種は簡単に育ってしまうものですので。

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