※要注意※フローリングの汚れ・黒ずみに重曹・炭酸は使わないで!
テレビや雑誌で取り上げられることが多くなった、「生活の知恵」情報。「家のお掃除」に関するお役立ち情報も沢山、取り上げられています。
ただ、そのような情報の中には、ひとつの視点(掃除)からしか、考えられていない(他の視点が考慮されていない)ことが多々あるもの。
今回は「フローリングのお掃除情報」に関する注意要素を取り明けでみたいと思います。
目次
フローリングの汚れ・黒ずみ除去のために「重曹・炭酸」は使用しないで!
最近、目にした「フローリングの掃除に関するお役立ち情報」として。
- フローリングの頑固な汚れなどには、「重曹」「炭酸水」を使用すると綺麗に汚れが落ちる
といった情報ありました。
確かに、頑固な汚れも綺麗に落ちる模様。「フローリングの汚れを取る」という視点からは、とても良い情報と私も感じています。
ただ・・・。
残念ながら「建材(フローリング)の特性」という視点が欠けているんですよね。この知恵情報には。
フローリングには、いくつか種類があります。大まかな分類としては
- 単層フローリング(無垢材)
- 複層フローリング
の2種類があり、「複層フローリング」の中には
- 突板フローリング
- シートフローリング
が存在しています。
「シートフローリング」は水に弱いんです。
現代住宅にて、使用されているフローリングとしては「単層フローリング(無垢材)」「突板フローリング」「シートフローリング」の3種類があるのですが・・。
近年、マンションでは大半。戸建て住宅(建売住宅)でも使用率が高まって来ているのが「シートフローリング」と呼ばれでいる商品です。
このシートフローリングだけが、他のフローリング(無垢材、突板)と大きく特性が異なっているんですね。それは・・。
「無垢材フローリング」「突板フローリング」は、「木材」で作られているのですが。
「シートフローリング」は「紙」で作られているんです。
ここが重要なポイント!
もちろん、普通の紙ではありませんが、紙と同様の性質を有しているのです。それが・・。
- 「水」にとっても弱い
ということなんですね。
シートフローリングの表面は、しっかりと耐久性を高めた処理が施されていますので、水が付着しても問題はありません。
ただ、フローリング上に「水を溢した時」などは、少しでも早くふき取らないと・・フローリングの継ぎ目(目地)から、水が中に浸透してしまうことに。
これがヤバイんです。
継ぎ目から浸透してしまうと中は「紙」ですからね。大きなダージを受けてしまうことに。
ですから、原則シートフローリングは
- 水拭きのお掃除も厳禁
なのです。
汚れをしっかり取りたいときは、水拭きするにしても、なるべく硬く絞ったものを使用して、水拭き後、すぐに乾拭きを行うようにするのがポイントとなります。
重曹や炭酸水でフローリング上を水浸しで数分待つなんて、危険すぎます。
「重曹」「炭酸水」を使用したフローリングの汚れ取りは、フローリングの汚れ部分に重曹水・炭酸水をしっかり浸して数分待つというものでした。
まあ、フローリングの目地を避けて、フローリング中央部分のみに、慎重&丁寧に炭酸水を置くことが出来れば、汚れ落としとして活用していただいていいかと思いますが・・。
普通はかなり危険と言わざるおえません。
炭酸水をフローリング上に撒いてしまっては、目地から水が中に浸透してしまう可能性がかなり高くなってしまうからなんですね。(数分待つことになるので)
シートフローリングの特性を考えるとかなり慎重に行わなければいけない「掃除方法」となりますので、リスクが伴うことに。
フローリングを少しでも長持ちさせたいのであれば、「重曹」「炭酸水」を使用したお手入れは、行わないように心がけていただければと思います。
ちなみに、乾拭きでは対応しきれない、シートフローリングの汚れを取り除きたい時には、こちらの住宅用中性クリーナー(スプレー式)なとがおすすめです。
もっと洗浄力の強いタイプの洗浄剤なども多々ありますが、それらは、強い洗浄力のためシートフローリングの表面(保護膜)を痛めてしまう可能性があるんですね。
ですから、洗浄力がマイルドな「中性」のクリーナーがおすすめなのです。
スプレー式ですので、布(雑巾)などに吹きかけて使用するようにしていただければと思います。(触接フローリングに吹きかけるのは、控えましょう)
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