引っ越し時のウォーターサーバー&浄水器※建築士が警鐘※
新築住宅を購入。新居への引っ越しをするときに、悩みの種となるのが「ウォーターサーバー」「浄水器」の取り扱いです。
対処を誤るとトラブルを引き起こす要因となりますので。
目次
引っ越し時のウォーターサーバー&浄水器の取り扱い
近年、「ウォーターサーバー」を利用しているご家庭も多くなっています。
ウォーターサーバーは、防災上の観点からも「飲料水の備蓄」に役立つアイテム。地震災害などで給排水設備が遮断されたときに、飲料水が確保できるのは、大きな魅力となっています。
しかも最近のウォーターサーバーは「冷水」だけでなく「お湯」も供給できるものが中心に。電気ポットの機能を兼ね備えていることも住宅設備(家電)として利便性が高いものとなります。
引っ越しする時は、既存のウォーターサーバーを解約。新住所にて新たに契約するのがおすすめ。
「引っ越し時のウォーターサーバーの取り扱い」に関する結論を先にお話したいと思います。
引っ越し時には、既存ウォーターサーバーは解約して、新住所にて新たなウォーターサーバーを契約するようにしましょう!
そうすること、様々なトラブルを防ぐことにも繋がりますので、おすすめです。
何故、ウォーターサーバーを新たに契約しなおした方が良いのかの理由を述べてみたいと思います。
理由1:ウォーターサーバーの”水漏れトラブル”が生じやすくなるから。
これは、ウォーターサーバーに限らず「給水機器(水を利用した機器)」に共通した要素となるのですが・・・。
継続し利用していたウォーターサーバーを停止し、新たな場所へと持ち運ぶことがきっかけとなって「漏水トラブル」が生じてしまうことがあるのです。
「水(飲料水・冷却水)」「冷媒液」などが入っている機器を移動する時には、それらを一度排出してから、持ち運ぶこととなります。
”水”が無くなったことをきっかけとして、各種配管接続部に”緩み”や”微細な隙間”が生じてしまうことがあるんですね。
その結果、新居にて再設置した時に、漏水が生じる・・・もしくは、そこを起点として徐々に漏水が始まる(拡大)のです。
「冷蔵庫」なども実は、移動に案外弱かったりするもの。
引っ越ししてから、1年以内にトラブルが表面化してくるというパターンも多いものなのです。
給水機器(水を利用した機器)は、引っ越し時の”振動”の影響も受けやすいもの。”振動”によって、給水管接続部の緩みなどが生じてしまい、漏水へ繋がっていくこともありますからね。
理由2:居住地が変わるとウォーターサーバーの契約内容も変化するから。
現住所と引っ越し先がそれほど離れていなければ、変化はありませんが。
県外や遠方への引っ越しとなる場合は、ウォーターサーバーの契約内容に変化が生じるケースがあります。
具体的には
- 配送料の有無
- 配送される天然水の種類
- 契約金額など
が変わる場合があるからです。
さらに、居住地が変われば、その地に適したウォーターサーバーが他に存在している可能性もありますからね。
もっと、利便性が良く、お得なウォーターサーバーが存在している可能性があるわけです。
新居へ引っ越しとなれば、どちらにしても既存のウォーターサーバーの契約内容も変更(住所変更など)しなければいけません。
どうせ、何かしらの手続きが必要になるわけですから、引っ越しを機に、「安い&利便性の高いウォーターサーバー」を選びなおした方が絶対、お得なわけです。
新しいサーバーを導入した方が衛生面でもメリットがありますので。
理由3:ウォーターサーバーは対象外している引っ越し業者も多い。
実は、そもそもウォーターサーバーは、引越し業者にとっても、厄介者のひとつとなっています。
先ほどの話と関連しているのですが・・・。
安全(故障などを生じることなく)に引っ越しすることが難しい機器と認識されているんですね。
ですから、「損害対象外」としてなら、引っ越し対象としてくれるところもありますが、基本的に”お断りアイテム”と位置付けられているケースが多いのです。
水抜きを行ったとしても、機器内にはどうしても、”水”が多少残るもの。他の引っ越しアイテムを水濡れされせしまう危険もあるからです。
ウォーターサーバー機器は、あくまでもレンタル品。
わざわざ損害リスクを背負ってまで、引っ越しアイテムとする必要は無いですよね!?
新居の”浄水器”はフィルターを入れないで使用しましょう!
近年の新築住宅の大半にて、キッチンの水栓は「浄水器付き水栓」となっています。
水栓にフィルターを入れられる構造となっているもの。住宅引き渡し時に、浄水器の取り扱い説明を受けるものと思います。
「入居したら、このフィルターをここにセットして使用してくださいね」
と説明されるため・・。
多くの方が言われた通りに、フィルターをセット。浄水器を利用し始めるのですが・・・。
ちょっと待った!
基本的に、二重の意味にて「浄水器を利用する必要は無し」なのです。
理由1:水栓付属の浄水器は、機能性が高くなく、新居で使用するメリットがないのです。
”浄水器”には、機能性が大きく異なる様々な種類があります。高性能な浄水器ともなると「放射性物質」なども除去可能なものも存在しています。
浄水器は、地域環境に応じて、適切な種類を選択・活用することで、その利点を活かすことができる住宅設備機器となっています。
新築住宅に最初から設置されている「浄水器付き水栓」は、浄水器機能として、低いレベルに属するものです。
もともと、住宅の経年変化に伴って、給水管設備の老朽化への対処として開発されたもの。
新しい配管設備の新築住宅においては、必要性が無いのです。(ただし、地域的に、水道管設備の老朽化が懸念されていたりする場合は、利用する意味があるケースも。)
水栓付属の浄水器フィルターは「3.4ヶ月ごと」に新品に交換する必要があるんですね。
きちんと交換しないとフィルター内に雑菌が繁殖してしまうため、逆に水の品質が低下してしまうのです。
フィルターは「¥3,600円~¥4,000円程度」するもの。メリットがほとんどないのに、もったいないですよね。
新築住宅においては、浄水器利用の費用対効果が低いもの。10年程度経過した頃に、浄水器を活用するつもりでいいのではないでしょうか。
理由2:ウォーターサーバーを利用していたら、浄水器は不要です。
折角、ウォーターサーバーを使用しているのであれば、キッチンの水栓に浄水器フィルター設置する必要はありません。
わざわざ語るまでもありませんよね。フィルター代がもったいないだけです。
新たにウォーターサーバーを契約する時のポイント。
引っ越しを機にウォーターサーバーを切り替えする上で、注視しておきたいポイントをいくつかご紹介しておきたいと思います。
ウォーターサーバーといっても特徴が大きく異なるものが存在していますからね。
水の種類を見極めましょう!「天然水」or「RO水」
実は、ウォーターサーバーは「天然水」を取扱っているものと「RO水」を取扱っている2種類のサービスに分けることが出来ます。
- RO水:RO膜という高機能フィルターにより、ダイオキシンや塩素、細菌やウイルスといった不純物を、限りなく純水に近い状態にまで”ろ過”した状態の水です。
- 天然水:殺菌方法として「非加熱殺菌」と「加熱殺菌」の2種類があります。いずれも、殺菌処理のみを施した水で、自然なミネラル成分が豊富に含まれたナチュラルミネラルウォーターとなります。
まあ、簡単に言うと「RO水」は人工的に作られた飲料水。「天然水」は、その名の通り、自然の水そのものです。
ですから、「RO水」には、水の採水地などの表記がありません。(一応、表記が成されているものも存在しています。)
「天然水」は、”採水地”が銘柄として表記されています。採水地が異なれば、「美味しさ」「ミネラル成分の比率(硬水・軟水など)」に大きな違いが存在することに。
”水選び”の楽しみも天然水ウォーターサーバーにはありますし、なんといっても天然水の方が、美味しいです。
価格は、「RO水ウォーターサーバー」の方が安い傾向がありますが・・。特別な理由がない限り、「天然水ウォーターサーバー」の方が利用価値が高いものと考えています。
おすすめの天然水ウォーターサーバー
現時点で私が最もおすすめの”天然水ウォーターサーバー”となるのが、こちらのプレミアムウォーターです。
その理由が
- 安全性(衛生面&健康面)
- 美味しさ(天然水ならではの風味)
があるからです。
天然水には、「非加熱殺菌の天然水」と「加熱殺菌の天然水」があるのですが、美味しさという意味では、断然「非加熱殺菌の天然水」がおすすめです。
自然の酸素をたっぷり含んだ天然水には豊かな風味があるもの。「水」は「生もの・生鮮品」なんですね。
そんな自然の天然水の風味をそこなわないためには完全な「非加熱処理」であることか必須となります。
非加熱処理の天然水を作る上で、非常に手間・コストがかかるもの。非加熱処理の天然水を利用しているプレミアムウォーターは希少な存在なのです。
また、プレミアムウォーターは、安全性(衛生・健康)にも、こだわりがあるのがポイントに。
- 微生物検査・理化学検査実施
- 放射性物質チェック実施
- 4段階のフィルター除菌
- 無菌のクリーンルームでのボトリング
といった4つの安全性要素があります。
このことは、私的に最も評価しているポイントです。
その上で”価格”も魅力的なんですよね。
天然水ウォーターサーバーとしては、最もお得な価格と言えるかと。現在、天然水の銘柄として「富士吉田」「南阿蘇」の2種類が提供されています。
サーバープラン及び居住地によって、価格(配送料の有無など)が変わってきますので、具体的な内容(価格・サービス内容)は、下記プレミアムウォータ公式HPをご参照いただければと思います。
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